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50/30/20予算の基本

生活必需費、楽しみの支出、貯蓄に何を含めるか、自分に合う比率への調整方法と、始めるときのよくある間違いを解説します。

2026年10月更新 · 執筆:Split & Plan 編集部

木製テーブルのノートパソコンの横で、電卓を使いながらノートに書き込む手。
写真: olia danilevich / Pexels.

50/30/20予算は、月の計画を立てるためのシンプルな方法です。細かい項目を何十個も管理する代わりに、手取り収入を、約半分は生活必需費、約3割は楽しみの支出、残り2割は貯蓄の3つに分けます。覚えやすく、確認しやすく、初めて予算を作る人にも出発点が分かりやすいことから広まりました。

ここでは、各分類に含める支出、手取り収入を使う理由、自分の状況に合わせた比率の変え方、最初の数か月につまずきやすい点を説明します。

手取り収入から始める

基準は、実際に口座へ入るお金です。給与から源泉徴収などの税金や、給与天引きの職場の退職積立を差し引いた後の金額を使います。額面給与を使うと、使える金額より各枠が大きくなり、支出超過につながります。

シフト勤務、フリーランス、歩合制などで収入が変動する場合は、平均ではなく、通常の低収入月を基準にしましょう。好調な月に合わせた計画は、仕事の少ない月に崩れます。多く入った月の余剰は貯蓄へ回せます。

生活必需費・楽しみの支出・貯蓄とは

生活必需費は、資金に余裕がなくても翌月支払う必要がある費用です。通常は次を含みます。

  • 家賃や住宅費、基本的な住まいの費用。
  • 電気、ガス、水道、インターネット、携帯電話の基本プラン。
  • 外食ではなく、自宅で調理する食材。
  • 通勤の交通費、燃料費、車の維持費。
  • 処方薬や定期的な診察など、必要な医療費。

払わないと実際の支障や罰則が生じるかが判断の目安です。多くの人にとって通信プランは必需費ですが、最新の端末は違います。食材は必需費でも、高級なお菓子は楽しみの支出です。

楽しみの支出:約30%

暮らしを豊かにするものの、資金が厳しいときには休止できる支出です。外食、テイクアウト、動画配信、趣味、コンサート、最低限を超える衣類、ジム、旅行などが入ります。

30%は多く感じるかもしれませんが、楽しむ余地がない予算は長続きしません。枠内であれば、自分が大切にするものへ罪悪感なく使うための分類です。

初めて予算を作る人は、小さな支出の積み重なりに驚きます。週に数回のコーヒー、2~3個の定額サービス、ときどきのデリバリーだけで、月数百ドルになることもあります。1か月分の明細を確認すると、予想より大きな項目が見つかりやすくなります。

貯蓄と余裕資金:約20%

最後の2割は将来のためのお金です。多くの人は次の順で使います。

  1. 生活必需費1か月分以上の緊急予備費を作り、その後3~6か月分を目指す。
  2. 退職資金などの長期貯蓄。
  3. 車の登録、贈り物、パソコンの買替えなど、予定できる年間費用の積立。
  4. 引っ越し、講座、旅行などの目標。

貯蓄は最初に払う請求と考えましょう。給料日に自動振替を設定すれば、使う前にお金を移せるため、目標を守りやすくなります。

比率を変えるとき

50/30/20は目安です。都市部では、若い働き手の家賃が手取りの半分を大きく超えることもあり、現実と合わない割合では計画が続きません。例えば次の調整があります。

  • 60/20/20: 住宅費が高い場合。必需費の増加分を楽しみの枠から取り、貯蓄を維持します。
  • 50/20/30: 緊急予備費をゼロから作るときや、近い将来の目標に向けて積極的に貯める場合。
  • 70/20/10: 厳しい時期の一時的な計画。見直す日付も決めます。

貯蓄の割合を減らす必要があるときは、期間を決めて意識的に減らし、状況が改善したら戻しましょう。

よくある間違い

額面給与を使う。 各枠を実際より大きくしてしまいます。口座への入金額から始めます。

楽しみの支出を必需費に入れる。 高級なジム、新車、大容量の通信プランを必需費と考えたくなりますが、必需費は基本的な部分で、それを超える部分は楽しみの支出です。

不定期費用を忘れる。 年払いの定額サービス、車の登録、贈り物、休暇の旅行は毎月発生しません。年間費用を12で割り、適切な枠に入れて備えます。

1か月うまくいかずにやめる。 最初の1~2か月は予定から外れることが多いものです。結果を情報として使い、比率を調整し、1つ変更して再び試します。

計算例

Mayaの手取りは月4,200ドルです。50/30/20なら、必需費2,100ドル、楽しみ1,260ドル、貯蓄840ドルです。年間1,800ドルの住宅・自動車関連の更新費は、月150ドルとして必需費に含めておけば、更新月だけ予算が崩れるのを防げます。

月間予算計算ツールを使う

月に1回、各枠の実際の支出を合計し、計画と比較します。超過した枠があれば翌月の具体的な変更を1つ決めます。収まっていれば、貯蓄を少し増やすことも検討できます。

手取り収入を入力し、必要なら比率を調整し、現在の支出を入れると、各枠の差額が分かります。月5分ほどの確認でも、計画を保つ助けになります。

本ページは一般的な情報提供のみを目的としており、金融・投資・保険・税務・法律に関する助言ではありません。個別の判断は公的機関の情報や専門家にご確認ください。